降幡愛:AXIOM ~あなたや私の体験する全てが必然なこと~

降幡愛:AXIOM邦楽レビュー
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降幡愛 (ふりはた あい) シングル「AXIOM」。

配信の他に盤としてもリリースされますが、CDではなく7インチシングルレコード。プラスで円形クッションが付くという、興味深く面白い販売方法の作品。

声優でAqoursのメンバーでもある彼女。ソロ活動も活発なグループでそれぞれの趣向の幅が広いですが、断トツで意外性のある音を聞かせてくれます。

AXIOM 収録曲概要

「AXIOM」収録曲は以下の通り。

  1. AXIOM
  2. うしろ髪引かれて

既にリリースされている2枚のミニ・アルバム「Moonrise」「メイクアップ」と同様、全ての作詞は本人。作曲、編曲は本間昭光氏が担当。

必須とは言わないまでも、自分の言葉で歌えるというのが強みになる部分です。プラスして面白いのは、そのサウンド。

海外を中心にシティ・ポップ ブームなんて言われて久しいですが、彼女が表現するのは、正にドンピシャのサウンド!

加えて興味深いのはRainychのような既存曲のカバーではなく、新曲で表現するところ。かつ雰囲気があるではなく、がっつりですから面白いサウンドです。

AXIOM

その起こる全てが「AXIOM」。(1曲目)

「AXIOM = 公理、自明の理、原理」。日本語にすると意味が難しくもありますが、起こるべきこと、運命と表現してもいいのかも…。

響きも面白いですし、曲中で復唱されるのも、なんとなく納得してしまいます。

生まれ育った 出逢いに理由はあるのか
説明できない引力で

選択できることもあるけれど、その多くは自然に起こるもの。説明できない引力でと言われたら「なるほどそうだよね」と、納得していまいます。

今この時に何をするかなんて、実際に誰にも説明できないですから…。

今は AXIOM 君は AXIOM
愛はA-X-I-O-M

全てが「AXIOM」。そう考えると、楽しいことはもっと。辛かったりすることも、少し気持ちが楽になるかもです。

どんなことでも、永遠に続くということはありません。考えてみたら当たり前のことであっても、曲にすることでとても面白い世界観になっています。

また、曲そのものにはあまり関係ないですが、イントロを聞くとギタリストであればハーモニクスをつい鳴らしたくなること請け合いです。

ん! これも「AXIOM」なのかも…。すごく面白い表現の曲です。

うしろ髪引かれて

あなたへの未練「うしろ髪引かれて」。(2曲目)

失恋して思いにふける心情。殆どの人が恋に破れた経験があるでしょうから、それぞれで自分に重ねてしまうような思いを聞かせてくれます。

うしろ髪引かれて ハート型の花びらは
夜のとばりに 溶け込んでいく

“とばり”という言葉が入ることで、終わりを強く表現。覆い隠されていく恋は、寂しさが強くなっていくのが想像に難しくありません。

さよならの先には それぞれのはじまりが
恋を教えてくれた君に
Bye bye …

もう恋人の関係で交わることはないだろうけれど、大切な時を過ごした君。切ないけれど、今までありがとうの思いも含まれているかのよう。

加えて今でも好きだからこそ、後ろ髪が引かれてしまうのでしょうね。彼女の余韻が残る歌声も、曲にぴったりとハマっているのもポイントです。

あとがき

1枚目のミニ・アルバム「Moonrise」で時点で聞いてはいたのですが、最初は変わったことをしているなの印象でした。それが今は面白いに変わっています。

変わらずに継続していること、オリジナル曲だというのが、その理由ではないでしょうか。巷に雰囲気のある曲はあっても、ここまではないですし…。

Aqoursから彼女のソロを聞いてもビックリですが、その逆もしかりのサウンド。一度気になってしまうと、その中毒性はかなり高いかもしれません。

つい鼻歌で「フンフン♪」となるシティ・ポップ。オリジナル曲ということもありますし、タイミング次第では予想以上の面白い広がりを見せるかも…。

 

以上、『降幡愛:AXIOM ~あなたや私の体験する全てが必然なこと~』でした。


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