Adam Lambert:VELVET ~クールに気持ちよくなってしまおうよ~

Adam Lambert:VELVET洋楽レビュー
洋楽レビュー

Adam Lambert (アダム・ランバート) 4枚目のアルバム「VELVET」。

前作「The Original High」から約4年9カ月ぶりと、今までのアルバムのリリース間隔の中で最長となった、本当に久しぶりのアルバムです。

シングルやEPのリリース、Queen + Adam Lambertの活動があることで露出は切れませんでしたが、待望という言葉が似合うアルバムとなりました。

昨年リリースされたEP「VELVET: Side A」の完全盤のアルバム。期待を裏切らないアダム・ランバートらしいクオリティとストーリを持ったアルバムです。

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VELVET 収録曲概要

「VELVET」の収録曲は以下の通りです。

  1. VELVET
  2. Superpower
  3. Stranger You Are
  4. Loverboy
  5. Roses
    Adam Lambert & Nile Rodgers
  6. Closer to You
  7. Overglow
  8. Comin In Hot
  9. On the Moon
  10. Love Dont
  11. Ready to Run
  12. New Eyes
  13. Feel Something

第一弾となった「VELVET: Side A」の収録曲6曲は、全て収録されています。Side Aだったから続けてSide Bではなく、絡みあった曲順も特徴です。

「Closer to You」と「Loverboy」の曲順が入れ替わっていたり、アルバムの曲が絡み合うことによって、少し印象が変わっても聞こえます。

ストレートにいかないアダム・ランバートならではの世界が面白いです。

VELVET

アルバム・タイトル曲かつ、オープニング曲「VELVET」。(1曲目)

横ノリのダンサブルな曲は、一気にアルバムの世界へと引きこまれる曲です。大きなインパクトではなく、囁くように引き込むのはさすがと感じてしまいます。

Just like velvet
And I knew and I knew it was cool the first time I felt it

「ベルベットのように。そして私がそれを初めて知った時、クールだと知った」。その上でベルベットになるんだとは、アルバムの核心でしょうね。

私の思うクールなことををみんなに知ってもらいたい。知ってもらえらたらもっと気分がよくなるんだという、気持ちが込められている気がしました。

この曲からアルバムが始まることの、必然性を感じる曲です。

Roses

ナイル・ロジャースとのコラボ曲「Roses」。(5曲目)

特別なプレイではないですが、的を射たギタープレイがカッコいい曲です。先行配信されていた曲ですが、聞いているとギターを一緒に弾きたくなります。

But all that I got was Roses

「でも、私が得たのは薔薇」。あなたの愛が今夜に必要なのにと考えると、シチュエーションが興味深くなります。いろいろ考えられますよね。

薔薇というと愛の象徴のような気がしますが、薔薇ではなく何よりもあなたの愛が欲しい。肌を触れ合いたいんだというのが、恋ではない愛でしょうか。

ギタープレイもですが、アダム・ランバートの歌声もセクシーな曲です。

Comin In Hot

私をホットにしてくれるものがやってくると歌った「Comin In Hot」。(8曲目)

歌詞のテーマとしても、アダム・ランバートだからこその曲です。気持ちを押さえているんですけれど、あなたが来てくれることに喜びを感じます。

I want your touch, come put your hands on me

「あなたに触ってほしい、私に手を置いて」。さらっとホットなフレーズを混ぜ込むのが、「Comin in = やてっくる」への期待感を感じさせます。

一聴はさらっと聞ける曲ですが、ジワジワとホットになってくる曲です。

On the Moon

怪しげな中だからこそセクシーに感じる「On the Moon」。(9曲目)

幻想的な雰囲気の曲は、アルバムの中で一番ハマったら抜け出せなくなるような曲です。怪しい雰囲気なんですけれど、気になってしまう魅力があります。

I just wanna feel what it’s like

「私それがどんなものか感じたい」。サビの始まりの歌詞ですが、特に怪しげであるのに引き込まれてしまう部分です。怪しさが気持ちよくなります。

近くに見えて実際は手の届かない月だからこそ、神秘的で怪しさが似合う曲です。

Love Dont

愛について歌った「Love Dont」。(10曲目)

歌い方も他の曲とは異なりますし、私を愛してはいけないというのが、印象に残る曲です。聞く人によって、いろいろな解釈ができそうな歌詞になっています。

Love don’t come free
But, I don’t wanna give it up

「愛は自由にならない。でも私は愛を放棄はしない」。愛してはいけないれど放棄はしないといのは、愛に振り回されているということなのかも…。

禁断の恋かな? とか、アダム・ランバートが歌うからこそ、想像をわき立てる曲です。いろいろな解釈ができるからこそ、歌詞を見るのをオススメします。

New Eyes

新しい目という曲名が印象的な「New Eyes」。(12曲目)

「VELVET: Side A」よりも先に配信リリースされていた曲です。配信リリースされたいた時も聞いてましたが、アルバムでこの曲の真価が発揮されました。

I’ve been so blind without your new eyes

「私は新しい目のなしでは見えていなかった」。1曲の中でも意味のある歌詞ですが、見る目線を1つだけでなく変えて欲しい思いが入っている気がします。

見方次第で見えるものが変わってしまうから、見方を新しくねという意味で先行配信していたと考えると、アダム・ランバートは優れた策士です。

先行配信していた意味を感じてしまいますが、考え過ぎでしょうか?

Feel Something

アルバムのラストを飾る「Feel Something」。(13曲目)

「New Eyes」と同じく、「VELVET: Side A」よりも前にリリースされていた曲というよりも、アルバムの中で1番先にリリースされていた曲です。

一番最初にリリースしていた曲が、アルバムのラストを飾る。「VELVET」の世界は去年の2月から、始まっていました。あらためて、してやられた感じです。

Just wanna feel something
I just wanna feel

「何かを感じたい。ただ感じたいだけなんだ」。この思いが「VELVET」の始まりだったと考えると、よりこの曲に込められた思いを強く感じてしまいます。

「VELVET」を表現するのに、最初に伝えたかった曲であり、最後にこの曲が必要だったのでしょうね。アウトロがなくスパッと終わるのに、意味を感じます。

あとがき

久しぶりのアルバムは、世界感からして興味深く面白いアルバムです。去年の2月「Feel Something」をリリース時点で、表現する世界があったんでしょう。

リリースを全部追っていた方も楽しめるし、「VELVET」というアルバムで初体験する人も楽しめるなんて、アダム・ランバートはやっぱりやりますね。

今までリリースしたきた3枚のアルバムとはサウンドだけでなく、アルバムにたどり着くまでのストーリが異なることも興味深く、面白く感じました。

素直に聞いていて楽しいアルバムです。隅々まで聞いて楽しむのもよし、BGMにもなる内容は、繰り返し聞いほしい思いが込められている気がしましたよ。

繰り返して聞くことで気持ちよくなるアルバム。ライブが見たくなります。

 

以上、『Adam Lambert:VELVET ~クールに気持ちよくなってしまおうよ~』でした。


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