Adam Lambert :VELVET: Side A ~今見せるのは私の中の一面だけ~

Adam Lambert :VELVET: Side A洋楽レビュー

Adam Lambert (アダム・ランバート)の4枚目のEPである「VELVET: Side A」

2部作となるEPの第1弾です。第2弾のリリース日など詳細はまだ発表されていませんが、アルバム・ジャケットを見てもレコード盤のように見えるEPです。

アルバム・ジャケットの左下にSIDE Aとあるように、順当であれば第2弾はSIDE Bでしょうか? 今から第2弾も楽しみになるような6曲収録のEPです。

それにしても、セクシーな歌声がこのEPでもあふれ出まくっています。

全てが明かされるのまだ先

「VELVET: Side A」の収録曲は以下の通りです。

  1. Superpower
  2. Stranger You Are
  3. Closer to You
  4. Overglow
  5. Loverboy
  6. Ready to Run

2019年のアダム・ランバートの制作活動はとても活発で、1曲のみのシングルで4曲リリースされていますが、このEPに収録されるのは1曲のみです。

シングルでリリースしたからといって、全ての曲がまとまったEPに収録がされないのは、第2弾と聞くことで完結する何かがあるのが理由な気がします。

6曲でも十分に楽しめるEPですが、第2弾を合わせて聞いた時に2枚に分けた意図も知ることができ、より楽しめる音源になるんでしょうね。

私にとって自由とは…

先行シングルでもリリースされたいた「Superpower」。(1曲目)

ささやくようなウイスパーボイスが、これぞアダム・ランバートと思わせてくれるような曲です。この歌声を聞くと、圧倒的なセクシーさを感じます。

自由にはなりたいけれど、自由とはなんなの? と問いかける歌詞は、聞いていてとても興味深く感じます。Superpowerとは自分の世界を指しているのかも?

デジタルな曲ですが、ギターソロが重要な部分となっているのもいい感じです。

君なんて知らない

裏のリズムが「Superpower」とほとんど同じであるのに、歌詞でいっていることは全く異なる曲の「Stranger You Are」。(2曲目)

このリズムがほとんど同じであるのは、完全に狙ってやっていると思いますが、その狙いにまんまとハマってしまうのが面白く感じます。

あなたなんて知らないよと歌っていますが、本当に知らない人ではなく、自分の中に現れ始めたもう1人の自分のことを歌っている気がします。

「They wanna keep you locked in the dark = 彼らはあなたを暗闇に閉じ込めておきたい」なんていうのは、きっと自分のことではないかなと感じました。

彼らとなるように、自分の中には1人ではなく複数人すでにいるんだと考えるとさらに聞いていて面白みが増す曲です。複数の人格の中での、知らない人。

リズムも含めて、「Superpower」とは対になる曲ではないでしょうか?

もっとあなたに近づきたくて

ラブバラード曲の「Closer to You」。(3曲目)

ピアノのイントロから始まる、美しいメロディーの曲です。欲しい物は全て手に入れてきたけれど、全てを手放してもあなたが欲しいと歌っています。

歌う人によってはただクサく嫌らしい感じになる甘い歌詞ですが、アダム・ランバートが歌うと、こんなに思われてうらやましいとさえ思っていまう…。

自分は完全なるノンケなので、うらやましいという言葉も変ですけど…。

自分は歌は音程をなぞるレベルくらいでしか歌えないですが、これだけの歌を歌えたら気持ちがいいだろうなと。選ばれしボーカリストですよね。

ほのかな光が映し出す

見たくても見えない様子を歌っている「Overglow」。(4曲目)

ほのかな光であっても照らせば見えそうなのに、見ることができない。少し不思議な歌詞の曲ですが、だからこそ聞いていて気になってしまう曲です。

見ようとしているのは何なのかは分からない部分もありますけれど、楽しんでいるようにも聞こえるのは不思議な音使いが影響しているのかも…。

子供の頃に見えていて、今は見えないものを探しているのかもしれませんね。メインになる曲ではないですが、妙に気になってしまう曲です。

VELVET: Side A あとがき

アメリカのオーディション番組のアメリカン・アイドルから生まれたアーティストで、一番成功しているといっていいアダム・ランバート。

同じアメリカン・アイドルから生まれたアーティストですと、ケリー・クラークソン、クリス・ドートリーも好きですが、セクシーさは断トツですね。

Queen + Adam Lambert としても活動しているアダム・ランバートですが、フレディ・マーキュリーの代わりをできるのは、今、彼だけじゃないかと。

Queenのメンバーの中に入って変わりだけでなく、オリジナリティも見せてくれるのが、大抜擢(だいばってき)される理由なのは間違いありません。

ソロではQueenとは異なる部分を見せてくれるのが、またいいですね。アダム・ランバートはセクシーでカッコいいボーカリストです。

 

以上、『Adam Lambert :VELVET: Side A ~今見せるのは私の中の一面だけ~』という記録でした。

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