26時のマスカレイド (にじゅうろくじのマスカレイド) 2枚目のミニ・アルバム「トルマリン」。
前作「ちゅるサマ! 」から2年1カ月。不思議な構成が妙にクセになる曲が多い彼女たちからの提示は、グループよりも個がメインとなる内容。
アイドルファンならずとも、面白いことをしてくるなと感じる1枚です。
トルマリン 収録曲概要
「トルマリン」収録曲は以下の通り。
- トルマリン
- 独裁ヒロイン (森みはる)
- 恋をしてみてもいいですか? (中村果蓮)
- 想ひ月 (吉井美優)
- 10年分のフォトグラフ (江嶋綾恵梨)
- 『キミタイトル』 (来栖りん)
- ダンデライオンに恋を
- メロサマ
- アイリス
タイトル曲を先頭に、2〜6曲目は5人のメンバーそれぞれのソロを収録。1人2人だけならよくありますが、ミニ・アルバム名義で全員というのは珍しい。
今作との間に挟まれたシングル「二人だけの初めてをもっと」。実質はミニ・アルバムでしたし、9曲収録の「トルマリン」はほぼフルアルバムですが…。
本体のグループ曲も含めつつ、個を強めていくというのが今作の趣旨なのかもしれません。これはメンバーが多すぎないからこそ、できること。
全員で5人というのはステージの見た目上のバランスもいいですし、メンバーの個を強めていくというのは、すごくありな選択だと思います。
また、先行配信「ダンデライオンに恋を」「メロサマ」。現体制になる前から披露されている「アイリス」はボーナストラック扱いで収録。
あくまでも名義上ではありますが、面白いことをしてくるグループです。
トルマリン
思いはずっと繋がる「トルマリン」。(1曲目)
トルマリンの石言葉には「無邪気、潔白、友情、寛大」などがあるそうですが、この曲で描かれているのは友情でしょうか。しかもお互いが引きつけ合う。
その上で未来を感じさせてくれる曲は、あるとないでは全く印象の変わることになったでしょうし、ソロ曲の多い中で頭にあることに意味を感じさせます。
『だから』
多くの人が存在しても、関係性が深くなるのはごく一部。言葉としては一つの接続詞ではあるけれど、すごく重要なものとなっているように聞こえます。
歌詞の表記上としても通常は「」で”だから”だけ閉じられることはないですから、音だけでなく視覚的にもすごく興味深く感じる部分です。
輝こう 叶うまで 叶えるまで
ガラスの向こう側へ
一人ではなく、繋がったも通しでその先へ。ガラスの向こう側へというのは、見えている物よりももっと! 限界を超えて行くんだということなのかも…。
この部分は聞く人によって、何を示すのか変わってくる部分のようにも思います。だからこそ、それぞれで想像ができる。ここも面白く感じる部分です。
キラキラと輝くトルマリン。現時点が最高ではなく、思いが繋がり先に進むことができれば、更に光を放つことが出来そうでもあります。
10年分のフォトグラフ
江嶋綾恵梨 ソロ「10年分のフォトグラフ」。(5曲目)
今作に含まれるメンバーのソロ5曲の中で、個人的に一番引っかかった曲。描かれた情景も思い浮かびますし、クオリティーも1つ頭抜けている形です。
また、その他ソロ曲もですが、歌唱メンバー自身が書いた歌詞。今になって気付きましたが、書いて分かることもあるので良い取り組みではないでしょうか。
ネガフィルムは気づけばあと5枚
その時の瞬間を記録するフィルム。画像として残すのは同じでも、今のデジタルとは形が違うようにも思います。残せる枚数も少なく、劣化もしますし…。
撮ったその場で加工もできなければ、現像をしないと見れないのも味ですね。
わたしこの気持ち続くよ
10年分のフォトグラフ
現像をプリントして、始めて写真に。空気感も含め思い出も含まれるのは、必然ではないでしょうか。だからこそ、この先もずっと大切な物となりそうです。
続きの物語が書けそうな曲。いつかその時があるといいなと思ってしまいます。
アイリス
「アイリス」。(9曲目)
後ほど追記します。
あとがき
グループ曲も抑えつつ、個をフィーチャーする。注目をする際に各メンバーが大きな重要素となるアイドルにとって、すごく面白い手法だと思います。
ただ、聞く分にはありでも、記事にするには少し難しいのですが…。そのことが理由でオンタイムで聞いてはいたのですが、下書きに長いこと君臨してました。
書くのが難しいというのは、単純に現時点で自分の伝える文章力が不足しているのも大きな理由。内容に限らず、さくっと書けるようになりたいものです。
今回は素直に言うと全てを書くのではなく、一部抜粋だから行けたという…。気が乗ったら後から追記は可能ですし、今作に限らずアルバムではありですよね。
また、面白い存在だと以前から思っていますが、イベント時を含めて恐らくまだ見た記憶のないニジマス。生の彼女たちを一度見てみたいと思っています。
今あえて行くのか? と感じていたここ数年。さすがにそろそろ行きやすい状態にもなるはずなので、そう遠くない時期に見れるチャンスが訪れたらいいですね。
以上、『26時のマスカレイド:トルマリン ~ずっと強く繋がってる~』でした。
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JOE (ジョウ)
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